体硬いから恥ずかしい…ヨガはそんな人にこそ実はおすすめ

体硬いからヨガなんて恥ずかしい…
ヨガ初心者だけど、体硬いのでヨガ教室に行くのに勇気がいる…

そんな疑問や悩みにお応えしましょう。

筆者のキラーケンは2012年よりヨガ講師として活動を始め、これまでに約20,000人の方に指導をしています。

その中で多くの人から「身体が硬いからヨガなんて恥ずかしい」「ヨガって体硬くてもできるの?」という言葉を、本当にたくさん聞いてきました。

ですが、それって実は逆なんです。

体が硬い人にこそ、ヨガの練習は向いていると筆者は身を持って確信しています。

そこで今回は、体硬いから恥ずかしい…ヨガはそんな人にこそ実はおすすめと題して、その理由や筆者の体験を詳しくご紹介いたします。

体硬いから恥ずかしい…ヨガはそんな人にこそ実はおすすめ

体が硬いからヨガなんて恥ずかしいと思っている人こそ、なぜヨガに向いていると言えるのか?

それは、現在ヨガを教えている筆者自身がものすごく体が硬かったからです。※今でも硬いです

それでもヨガを教えられているのです。

体が硬い人こそヨガに向いている理由は主に3つあって、それは体が硬い人の方が、

①変化が分かりやすい
②自信につながる
③視野が広がる

からです。

どういうことか、詳しく順番に説明いたします。

①変化が分かりやすい

ダウンドッグというヨガポーズを女性に指導する、男性ヨガ講師

体が硬いから恥ずかしいという人の方がヨガが向いている理由の1つ目は、変化が分かりやすいから。

もともと柔軟な人がさらに柔らかくなっても、その差はわずかなものですが、体が硬い人がちょっとコツを掴めば、驚くほど深くポーズに入れるようになったりします。

つまり最初に体が硬ければ硬いほど、その差が大きわけですから、どれだけ変わったかにも気づきやすいんですよね。

体が硬いというのは、

関節の動く範囲が狭いということ
関節可動域が狭くなる主な理由は、筋肉が伸びにくくなっている

体が硬いってどういうこと?|東京新聞 TOKYO Web

からと言われています。

ヨガのポーズ練習は、硬く縮んだ筋肉を物理的に伸ばすこともさることながら、体が硬い理由を正確に把握する行為だとも言えます。

なぜ体が硬いのかが分かれば、あとはその原因を解消するだけです。

筆者もかつては体が硬く、ダウンドッグというポーズが特に苦手でした。

ひざを伸ばすことが難しく、かかとが床につかなかったので、いつも恥ずかしいなと思っていました。

ですがポーズ練習を続けるうちに、ハムストリングス(太ももの裏側)と肩関節が硬いことに気づき、それらに重点的に働きかけることで、ダウンドッグができるようになってきたんですよね。

ひざが伸びて、かかとが床についたときは、本当にうれしかったです。

時間とエネルギーを注いだものは、必ず何かしらの結果となって現れます。

②自信につながる

ヘッドスタンド(シルシャーサナ)というヨガの逆立ちのポーズをしている男性

体が硬いから恥ずかしいという人にこそヨガがおすすめな理由2つ目は、自信につながるから。

そこそこできていたものが、もう少しできるようになるより、全くできなかったことができるようになった方が、それだけ自信になると思いませんか?

筆者はヨガの練習を始めた当初、上の写真のようなヘッドスタンド(シルシャーサナ)ができませんでした。

このポーズは、腕の力やバランスが重要と思われがちですが、体の柔軟性もかなり必要となるんです。

特に肩が開き、股関節周りの可動域が十分でないと、真っ直ぐに立つことができません。

筆者はどうしてもこのポーズができるようになりたかったので、毎日練習を続けました。

立つ練習と同時に、特に肩甲骨まわりがものすごく硬かったので、肩を開くポーズやストレッチも繰り返し続けました。

その結果、3週間後に経つことができたんです。

きちんと段階を踏んで必要な練習を積み重ねれば、必ずできるようになるという経験は、本当に大きな自信となりました。

ゴールに至るまでに何が必要かを知り、焦らず働きかけ続ければ、必ず変化は訪れます。

体が硬いから恥ずかしいという人は、特にその達成感を強く味わえると、筆者自身が身を持って感じたんです。

③視野が広がる

東松山ヨガで、男性にダウンドッグの指導をするケン

体が硬いから恥ずかしいという人にこそヨガがおすすめな理由3つ目は、視野が広がるから。

別の言い方をすると、同じ悩みを持つ人の気持ちが理解しやすいということです。

筆者はヨガを教える立場になって、このことをさらに実感しました。

どういうことかと言うと、クラスに体の硬い人がやって来ると「この人はこういう理由で体が硬いんだろうな」とか「恥ずかしいと感じているだろうな」ということが、とてもよく分かるのです。

例えば筆者のクラスに参加してくれる男性は、かつての筆者と同じように、ダウンドッグが苦手な方が多いです。

そしてみなさん一様に、恥ずかしそうにしています。

そうした場合、筆者の過去の経験から、さまざまな解決策が思いつきますし、気持ちに寄り添うこともできるんです。

逆に筆者が経験したことのない怪我などを抱えている人に対しては、解剖学的な知識での理解は可能だと思いますが、本当に気持ちが理解できるかと言うとやはり難しさを感じます。

ヨガをする上で体が硬いことは、マイナスな要素と考えられがちですが、むしろ硬いからこそ「痛い」とか「恥ずかしい」といった気持ちが自分のことのように分かるとも言えます。

これはヨガに限らず、仕事や人間関係、人生すべてにおいても言えるのではないでしょうか。

なので体が硬いことを含め、何か心身に特徴を持っているということは、むしろ人にない視点を手にしているということだと、筆者は感じているのです。

体が硬いのは恥ずかしいこと?

ヨガ教室でツイストポーズをする参加者

ここまで、体が硬いから恥ずかしいという人の方が、実はヨガには向いているというお話をしてきました。

とはいえ「体が硬いのは恥ずかしいことだ」「笑われるのが怖くてヨガ教室に行けない…」と思う方は、やはり多いことでしょう。

そういった場合は、そうした思い込みを手放すことこそヨガの練習だと考えてみてください。

ヨガというのは何千年も前から、どうしたらよりよく生きられるのだろうかと、多くの人が試行錯誤してきた結晶でもあります。

現代のヨガというのは、

20世紀前半、インド人のための国産エクササイズを作ろうとする「創られた伝統」を起源としており、元来の「yoga」とは似て非なる「同音異義語」である

Wikipedia ヨーガ

とも言われています。

カラフルなヨガウェアを着て、キレイなポーズをヨガマットの上でとるというのは、ここ何十年かで商業的に作られたヨガをモチーフにした別の何かにすぎないと、筆者も思っています。

ヨガを練習した結果、柔軟性を得られることはもちろんあると思います。

ですがそれはヨガの本来の目的ではないですし、硬いか柔らかいかどうかなんて、ヨガを実践する上ではほとんど重要なことではないのです。

もしも体が柔らかい人しかヨガしちゃダメなのであれば、それ以外の人はよい人生が送れないということにもなりますよね。

また、あなたのことを気にしている人は、いい意味であなたしかいません。

恥ずかしいと思っているのは、実は自分だけだったりするものです。

人目を気にせずじっくり自分と向き合えるのも、ヨガの練習の素晴らしいところだと思います。

ということで、体が硬いから恥ずかしいと思っている人こそ、ぜひヨガのポーズを練習をしてみてください。

余分な思い込みが手放せて、体が硬くてもヨガはできると思ってもらえたら、とてもうれしく思います。

ちなみに体が硬い原因は、食生活も大いに関係しています。

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体硬いから恥ずかしい…ヨガはそんな人にこそ実はおすすめ まとめ

以上、体硬いから恥ずかしい…ヨガはそんな人にこそ実はおすすめというテーマで解説しました。

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体が硬いからついていけるかな…
男性で初心者なので、恥ずかしい…
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