瞑想の種類とおすすめのやり方。瞑想歴25年のヨガ講師が詳しく解説

瞑想にはどんな種類があるの?
おすすめの瞑想法について詳しく知りたい

そんな疑問や悩みにお答えしましょう。

瞑想の種類とおすすめのやり方。瞑想歴25年のヨガ講師が詳しく解説

わたくしキラーケンは、20代半ばから独学で瞑想を始め、瞑想歴はかれこれ25年になります。

2011年から東京のYogaJayaでヨガの修行に明け暮れ、同道場の講師にもなり、これまでにのべ20,000人の生徒さんに指導をしてきました。

瞑想は「静かに座って行うもの」というイメージがあると思いますが、実は他にもさまざまな種類があります。

そこで、2022年秋に東松山ヨガにて開催したワークショップ「瞑想と自己探究」の中で行った瞑想法を取り上げ、さまざまな瞑想の種類について解説をしたいと思います。

今回のワークショップでは、以下のような種類の瞑想法を練習しました。

①座位瞑想(1分・5分・30分)
②立ち瞑想
③食べる瞑想
④書く瞑想(自己実現のワーク)
⑤寝て行う瞑想(ヨガニードラ)

それぞれどのような瞑想なのか、順番に解説いたします。

座位瞑想

瞑想の種類の1つ目が、座位瞑想です。

多くの方が瞑想と聞いてまず思い浮かべるのが、この座って行う瞑想法ではないでしょうか?

座ることで安定した姿勢を保つことができるので、長時間の瞑想におすすめの練習法だと考えられています。

今回のワークショップでは、1分、5分、30分と3種類の時間の長さの座位瞑想を行いました。

時間の長さによって、瞑想によって得られる感覚は驚くほど違います。

長ければいいかと言うとそういうわけでもなく、それぞれに良さがあり特徴も変わります。

30分以上の瞑想

もっとも深い瞑想状態に入れるであろうと考えられるのが、30分以上の瞑想です。

熱湯が冷めるのには、少し時間がかかりますよね。

あるいは冬から夏に季節が変わるのにも、数ヶ月を要します。

同じように私たちの心身が、ザワザワした状態から落ち着きを得るのにも、ある程度の辛抱強さが必要となるからです。

5分くらいの瞑想

5分程度の瞑想は、毎日瞑想を継続するためにおすすめの長さです。

30分とか1時間の瞑想を毎日続けなきゃと思うと、ちょっとしんどいですよね?

1分間瞑想

1分程度の短い瞑想は、気軽に行える反面、効果は感じにくいと思います。

ですが、瞑想の本質を体感するには、実は最も適した方法なんじゃないかとも感じています。

なぜなら、ものの見方や感じ方が変わるのは、実はスイッチをカチッとひねるように一瞬なんだということを、感じられるかもしれないからです。

などなど、瞑想する長さによって感じ方や効果はかなり違います。

こちらに、さらに詳しく書きました↓

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もしもこれから瞑想をはじめてみたいという方は1日5分でも1分でもいいので、静かに自分と向き合う時間を作ることをおすすめします。

毎日続けることで、ストレスが軽減したり、不安に左右されにくくなるなど、驚く効果を感じられると思います。

詳しくはこちらに書きましたので、参考にしてみてください↓

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立ち瞑想

瞑想の種類の2つ目は、立ち瞑想です。

瞑想は、座って行うだけでなく、立った姿勢でも練習することができます。

立禅とも呼ばれています。

今回の瞑想ワークショップでは、站樁功(たんとうこう)と呼ばれる中国武術の気功法をベースとした、2種類の立位瞑想を行いました。

ヨガのポーズも瞑想の一形態であると筆者は考えています。

立っていても身体を動かしていても、そのことに意識を集中させていれば、それは瞑想の練習そのものだからです。

立ち瞑想の特徴は、座った姿勢よりも床に触れる面積が少なくなる分、より集中力を要します。

足元が不安定だと、意識がこれほど揺らぐのかと実感すると思いますが、それだけに、とてもよい瞑想の練習になるとも感じています。

座って瞑想するとどうしても眠くなってしまう…という方におすすめの瞑想法です。

食べる瞑想

瞑想の種類の3つ目は、食べる瞑想です。

いつもテレビを見ながら食事をしている
通勤途中にパンと缶コーヒーで朝食を済ませている
5分で流し込むように食事して、味をまったく覚えていない

そんなことはありませんか?

実は、かつての筆者がまさにこんな感じでした。

この食べる瞑想は味覚だけでなく、視覚、嗅覚、触覚など5感をフルに使って食べ物を味わうマインドフルネス瞑想の練習方法のひとつです。

レーズンを用いることが多いのでレーズンエクササイズとも呼ばれています。

マインドフルネスというのは、古くは仏教の教えの中にもその源流が見られる考え方で、現代では下のような定義が有名です。

『いま、ここ』に焦点をあて、やっていることを体感し、好き嫌いにかかわらず
湧きあがる感情を味わっている状態
タル・ベン・シャハーポジティブ心理学研究者/心理学者

 

ヨガには八支則という「最終到達地点に至るまでの8ステップ」のような考え方があります。

その中のダラーナ(Dharana 集中)やディヤーナ(Dhyana 無心)の段階が、このマインドフルネスな状態と言ってもいいように思います。

食べる瞑想は、ゆっくり時間をかけて「食べる」という行為に集中しますので、ついつい早食いしたり食べ過ぎてしまう人にもおすすめの瞑想方法です。

食べる瞑想については、詳しくはこちらに書きました↓

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書く瞑想

瞑想の種類の4つ目は、書く瞑想です。

女(男)だから、これをしなきゃいけない or しちゃいけない
これをやれば評価される or されない

こうした社会的な評価基準によって、自分の生き方を決めてしまってはいませんか?

書く瞑想では、こうした世の中のしがらみや思い込みを手放して、

私は本当は何を望んでいるのか?
どうありたいのか?

など、自分の心の奥に押し込まれた想いを紙に書き出し、掘り起こしていく瞑想法です。

頭の中に思い浮かべるだけでなく、紙に書いて言語化することで、これまで見ようとしていなかった感情や、深く埋もれてしまった記憶に気づきやすくなります。

自己探究や自己実現のツールとしてもおすすめの瞑想法だと感じています。

書く瞑想を用いて願望実現する方法は、こちらに詳しく書きました↓

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寝て行う瞑想

瞑想の種類の5つ目は、寝て行う瞑想です。

ヨガニードラとも呼ばれる瞑想の方法で、ヨガのポーズの一つでもあるシャバアサナ(屍のポーズ)の体勢で仰向けになり、講師のガイドで全身に意識を巡らせ緊張を手放していきます。

座って行う瞑想よりも地面と接する面積が大きいので、身体の力を抜くことが難しい人におすすめの瞑想法です。

ヨガニードラ(眠りのヨガ)という名前の通り、そのまま寝てしまうこともあるため、実は最も難しい瞑想だとも言われています。

横になって行う瞑想については、こちらにも詳しく書きました↓

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瞑想の種類とおすすめのやり方。瞑想歴25年のヨガ講師が詳しく解説 まとめ

以上、瞑想の種類とおすすめのやり方。瞑想歴25年のヨガ講師が詳しく解説というテーマでお伝えしました。

瞑想を自宅で一人で行っていると、途中でやらなくなったり、自己流になってしまいがちではないですか?

そんな方はぜひ一度、東松山ヨガのクラスに参加してみてください。

経験豊富な講師がお一人お一人を観察して、あなたに合った練習方法をお伝えいたします。

最新のスケジュールはこちらからご覧になれます。

瞑想の他にも、さまざまな種類のクラスやワークショップを開催しています↓

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

キラーケン プロフィール


20代半ばから独学で瞑想を始める。
2011年より東京・代官山のYogaJaya(ヨガジャヤ)にてPatrick Oanciaに師事。
2012年より同道場にてクラス指導をスタート。

YogaJaya認定講師(YJAT1000)
Baseworks Tier3 認証講師(BT3)
全米ヨガアライアンス認定講師(E-RYT500)
全米ヨガアライアンス継続教育プロバイダー(YACEP)

ヨガ講師キラーケン WEBサイト

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